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金魚売り



縁日で、金魚がすくえたためしがない。
本来、不器用にできているのだろう。

金魚は中国南部で生まれ、
室町時代の中期頃(1,500年頃)に、
日本にやってきたといわれる。

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江戸時代には養殖技術も発展し、
量産できるようになって、
中期頃になると、庶民でも気軽に買えるようになった。

夏も近づくと江戸の町には金魚売りの声が聞こえる。




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作品の「金魚売り」は、柳の木陰で涼んでいる金魚売りに
子どもが茶碗を手に、金魚を買いに来たところ。
「坊、これかい?」
「そっちの、そのぶちの、それ!」
「おっとっと、これかい?」
「ちがう、そこの、それ!」
「ああ、これか!」
そこで川柳に
「金魚売り 是(これ)か是かと おっかける」



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江戸時代に金魚ブームとなり、
庶民にも金魚が普及したのには、
「金魚玉」が手軽に作られるようになったこともある。
びいどろ・・・硝子の入れ物で、まあるくつくられている。
金魚玉の中で金魚の顔が、グン! と大きくなる。

「びいどろに金魚の鼻のいきつまり」
ははは、まさに!


小さな金魚玉は、狭い長屋にもつるして鑑賞でき、
びいどろの世界を眺め、人々は
いっとき、憂き世の憂さも忘れたのかもしれない。




*註 すべての人形作品の、無断転写・複写を禁じます
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by edo-ukiyo-doll | 2009-07-22 17:22 | 江戸歳時記 | Comments(0)