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深まりて秋。灯火親しむ。.

というわけで、江戸の明かりから、
照明器具、行灯と提灯の浮世絵を。

江戸時代に入ると、木の枠に紙を貼った行灯が考案され、
風にも強い照明器具が登場します。
行灯は次第に工夫を加えられて、さまざまな形が生まれます。
ろうそくはとても高かったので、庶民は油を使った行灯を使います。
菜種油は高価なので、もっと庶民はイワシの油なんか使いました。
相当臭かったらしいです。
行灯の明るさは、60Wの100分の1(裸火なら50分の1)ほど。


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    この丸い形の行灯は、「遠州行灯」と呼ばれ、
   紙を張った側面の一部がくるりとスライドして、
   裸火で明るくなります。
   で、この娘さんは裸火で読書中ですね。



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これは春信の画ですけれど、
嫌がる子供を
何とか蚊帳に引き入れようとお母さん。
向こうに見えているのは、角行灯。




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ずいぶん青い浮世絵でしょ?
(と思ってアップしたら、黒くなっちゃいました )
これは幕末の前期頃、「ベロ藍」と呼ばれる青色が輸入され、
絵師たちはその鮮やかさに魅了され、
こぞってベロ藍(ベルリン藍)を使いました。
広重の空の青もこれです。
この青い浮世絵は、新吉原の遊女で、吉原特有の提灯が見えています。
各楼(遊女屋)の名前が入っています。





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これは、外出するときに持ち歩くぶら提灯。
墨堤を夜桜見物としゃれ込んで、
遅くなった客の見送りをしている仲居は、
高名料亭のひとつ
「小倉庵」の提灯を下げています。



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へたっぴぃで、申し訳ない。
自筆の「あかり」のスケッチブック。
浮世絵などで照明器具を見つけたら、
こんな風にスケッチしておくと、
制作に役立ちます。



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上の浮世絵は新吉原の、座敷風景。
不夜城吉原は日に千両(まあだいたい1億円)稼ぐ、
吉原ではもちろん、百目ろうそくの燭台を使ってます。


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右は春信画。
夜陰に紛れ、梅の枝を折ろうとしている彼に当たる
石灯籠の明かりを、振袖で覆っている娘。
ほほえましい「共犯」の香り!






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なにやってるかわかります?
早い話が、影絵です。
酒宴などで、こんなことをして遊んでいた江戸人たち!
みんなして、まるっとおバカです!
ここまで実際やったかどうかはわかりませんが、
かなりやったと思います。
こんなおバカも、今になってみれば立派な江戸文化!
みなさまも、後世に文化として残るおバカなこと、
秋の夜長に、やってみてはいかがでしょう?









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by edo-ukiyo-doll | 2009-10-19 17:04 | 江戸ぐらし | Comments(0)