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半夏生(はんげしょう)ってなんでげしょう?

スーパーに行ったら、
「7月2日はタコを食べましょう」とテープから流れてました。
「タコの日」かと思いきや「7月2日は半夏生(はんげしょう)!」とまたテープ。
そうでした、7月2日は「半夏生」といわれる日です。


「半夏生」という植物があります。
大きめの葉の表面の半分ほどが白いので、「片白草(かたしろくさ)」とも言われ、
この花が咲くのが夏至を10日ほど過ぎた時期。
漢方薬の「半夏」は「カラスビシャク」といわれて、違うものですが、
開花時が同じころなので、混同されているようですが、
カラスビシャクの花の咲くころ・・・という説もあります。




もともとは、夏至が終わったら田植えを始め、半夏生までには田植えを終わっていなさいよ、
そして、この日がきたら少しはお休みしなさいね~、
という稲作の民の目安の日と思えばいいみたいです。



今頃田植え? と思われるでしょう。
明治時代になって稲の改良が始まり、寒さに強い品種が生まれましたが、
それ以前の稲は、寒さとの戦いでした。
この日までに田植えが終えられれば「半夏半作」といって、
いつもの半分は米が取れる、とされていました。

田植えを終えられたお百姓さんたちは、
お疲れ会と稲の生育を願って、いつもとはちがったものを食べます。
それで「タコ」なんですね。
各地で食べるものは異なりますが、京坂ではタコ!
田植した苗が、タコの脚のように伸びて、しっかりと地面に根付くように!
との祈りをこめて。
それが今でも受け継がれ(特にスーパー? ビジネスは大事)、
いまや半夏生のタコは、全国展開です。



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讃岐では、田植えと麦刈りが終わり、ねぎらいのためうどんを打って食べたとか。
それで讃岐のうどん好き! なんですね。
奈良では小麦でもちを作り、田んぼの神さまにお供えするそうです。

私が感激したのは、福井・大野の焼きサバです。
江戸時代、大野の藩主が飛び地の越前町で獲れたサバを運ばせ、
田植えで疲れきっている農民たちに振舞った、
いえ、食べさせたのですって・・・・。
想像して、なんだかウルウルきました。
魚が口に入るなんて、内陸部ではなかったでしょうに、
焼いたサバは、お百姓さんたちの栄養となり、
なによりも「殿さまがなぁ、食べろってくださった・・・」
そのことがどんなに、心の栄養になったでしょうか・・・。
大野では今も半夏生には、魚屋さんで丸ごと焼いたサバが、
この日だけで1200尾も売れるのですって!


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てなわけで、きょうはお昼にうどんをいただきました~。

青森の夏イカも売ってたので、夜にはタコならぬイカの刺身もどんぶりいっぱい作り、
新生姜をたくさん混ぜ、ガーっとかきまぜて。


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梅ジュースも造ったので、クエン酸で元気だそう。
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by edo-ukiyo-doll | 2011-07-02 22:11 | 江戸歳時記 | Comments(0)