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今夜は十三夜

きょう10月9日(2011年)は、旧暦の9月13日で「十三夜」です。
毎月十三夜はありますが、旧暦では9月はもう秋の終わり。
いにしえより、ゆく秋の月を惜しむかのように十三夜を愛でていたようです。


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江戸時代後期になりますと、
十三夜を「後の月見」とか
「二夜月(ふたよづき)」などと言って、
きぬかつぎ(小さめの里芋の皮をむかないもの)、
栗などお供え物をします。

仲秋の名月を見たら、十三夜の月見もしないと
「片見月(かたみづき)」といって、
忌み嫌うようになりましたが、
この風習は吉原からはじまったとも言われています。
仲秋の名月見に来た客は、
後の月見も必ず登楼する約束をさせられるのです。
吉原の集客キャンペーンが、
庶民にも広まっていったのですね。



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とはいえ、晩秋の月を愛でる人は多く、
仲秋の名月の華やかな月見に対し、
静かにいつくしむような観月の風情があります。







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上の画は、舟で月見の一行が小名木川の「五本松」に差し掛かったところ。
川面まで松の枝がのび、ここから見る月はどんなにかうつくしいことでしょう。
丹波国の大名九鬼家の下屋敷から伸びている松ですが、
もとは5本あったそうです。



江戸の月の名所は数多く、
湯島、愛宕山、真乳山などの高いところ、
高輪、品川などの海浜、
隅田川、隅田川、不忍池といった水辺。
また玉川や武蔵野あたりへと、遠出する人もいます。


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by edo-ukiyo-doll | 2011-10-09 06:57 | 江戸歳時記 | Comments(0)