12月14日が「赤穂浪士の討ち入りの日」ということを知っている人も、
ずいぶん少なくなったかもしれません。
この逸話は英語に翻訳され、“47ronin”という映画が、
アメリカで作られ、現在本邦でも公開中なのだそうで。
さて、赤穂浪士たちの当夜の衣装。
深夜に徒党を組み、
まして武器など持っていることがわかれば、
当然、止められますから、火消しの装束をまとった、
ということにしたようです。
しかし、実際には、黒い小袖 ( 着物 ) を着用し、
股引に脚絆(膝下に巻く布)、履物はわらじ、
あとは各自思い思いにせよ、というような指示が、
大石内蔵助から出ていたとか。
芝居のなかで派手で目立つため、
用いられたのかもしれません。
しかし討ち入り当夜に、
実際に赤穂浪士の討ち入りを目にした人々の証言には、
「火事装束のようなものを着ていた」
ということが残っています。
この鋸歯文様は世界中で見られ、空間に魔物が住むと考え、
空間を埋めることによって、魔物を寄せ付けない、
そんな発想から文様が生まれたといわれ、
そんな時代に生まれたひとつががこの「鋸歯文」でもあり、
きわめて原初的な文様といえます。
インドネシアでは「トゥンバル」と呼ばれ、
「更紗」にも多く用いられています。
日本には弥生時代から古墳時代に多く見られ、
銅鐸や土器、古墳の壁画また鏡など、
信仰的な用途に使われたことがうかがえます。
後に、幕末の新撰組が忠臣蔵に倣ってか、
浅葱色の鋸歯文様の羽織をまとっていたといわれます。
辰年には龍文様 |
at 2024-01-23 12:09 |
ゴド―ではなく「月」を待ちながら |
at 2023-09-29 14:54 |
十五夜の食べ物 |
at 2023-09-28 17:13 |
せり、なずな・・・・・・七草がゆ |
at 2023-01-05 15:45 |
春の予感「さわらび文」 |
at 2022-03-02 12:48 |
江戸に紅葉狩りに行く |
at 2021-11-21 11:46 |
端午の節句の菖蒲湯と菖蒲酒 |
at 2021-05-05 15:16 |
「梅」を纏う |
at 2020-02-29 12:30 |
「雨竜」がゆく |
at 2020-01-20 11:38 |
『仮名手本忠臣蔵』仲蔵のおみごと |
at 2019-12-14 11:37 |
ファン申請 |
||