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そうだ、温泉へ行こう!

やっと涼しくなって、さて湯治にでも・・・と江戸時代の人々も
温泉を思い描いたことでしょう。

徳川家康は江戸城を居城として、関八州も治めてからは、
関東の温泉をめぐりましたが、ことさら熱海の湯がお気に入り
だったとか。
さらに3代将軍家光の時代に、将軍家の別荘ができると、
参勤交代の大名たちも、泊まるようになり、
熱海はますます有名になっていきます。
またその湯を汲んで江戸城に献上するようになりますと、
「御殿湯」と呼ばれ、ものすごい熱海の宣伝になり、
さらに有名になっていきます。
『鬼平犯科帳』では、平蔵夫婦とおまさたちが、熱海に湯治に行きますね。



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熱海の湯の人気もさることながら、箱根もまた江戸から近いために、
湯治場として人気スポットでした。
上の浮世絵は、広重の描いた「箱根七湯図会」のうちの「塔の沢」。
江戸時代の温泉て、こんな雰囲気だったんですね。
ふつう湯治は、7日か10日を「一巡り」といい、三巡り位するので、
箱根でも長期滞在客しか泊めなかったのですが、
江戸時代後期には、「一日湯治」と称して、旅の客も泊めるようになり、
ずいぶん、お手軽な温泉となったということです。




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上は、国貞が描いた「東海道名所風景」の
「ハコ子(箱根)湯治」。
箱根の温泉場が示されています。




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草津温泉は、江戸時代最も人気のあった温泉です。
そのため、江戸から草津までの道中図も多く出版されています。
上の浮世絵は、草津温泉。
今も草津の町の真ん中では、湯畑がもうもうと湯気を上げていますが、
ここで採取される「湯の花」は、当時も人気のお土産となっています。

福島県の飯坂温泉は、白川藩主、松平定信が、
寛政12年(1800年)領地を視察したときに立ち寄り、
「温泉あしからず」と記しているそうです。
他にも江戸時代から、あるいはそれ以前から続く
由緒ある温泉として、代表的なところは、
伊香保、有馬、山中、雲仙、別府・・・
日本は温泉王国なのです。








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by edo-ukiyo-doll | 2009-09-02 19:38 | 江戸の旅 | Comments(0)