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雪だるま

もうすぐ立春とはいえ、
お寒うございます。

この冬は去年の夏の異常気象の影響で、日本海側や北の方では、
積雪がすごくなっています。
雪かき、雪下ろしにはくれぐれも十分なご注意意を。


さて、立春の前日の節分までは「寒」の時季なので、
江戸でもこのころよく雪が降ります。
今年の元日は新暦の2月3日ですが、
浮世絵に見る江戸や、各地の雪景色の多くは、
お正月前のようです。


「雪だるま」は雪が降る土地でしたら、
どこでも作るでしょうね?
もちろん、江戸時代にも雪だるまは作られました。


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      右の母と子の画では「雪だるま」が、
      左にわずか見えています。
      でも、なんだか現代の「雪だるま」とは
      形が違いません?





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子供たちがさまざまな雪遊びをしています。
左側に大きな雪だるま!
これが江戸時代の雪だるま・・・・
本当に達磨の形につくるものなのですね。



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      上の画では右のほうで
      はは~ん、こうやってつくるんだぁ、
      現代の子供たちとおんなじだね!
      と思ったら違います。
      これは雪だるまを作っているのではなく、
      「雪ころがし」といって、
      単に大きな雪だまを作る遊び。


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これも雪ころがし。



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『源氏物語』の台二十帖「朝顔」に、
月明かりの中で、光源氏と紫の上が、
女童らに「雪まろばし」を作らせ見ている・・・・
というシーンがあります。
「まろばし」は「転がし」の古語。
いつの時代も、雪を見れば子等は転がしちゃうんですね!


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雪だるまはこんなに大きくしっかり作られるのですね。
これだけのものを作るには、
道具も力も必要です。

上の画では、雪かきがあって、
手前の男は、高下駄の緒が切れちゃったんですね。
すげようと、持っていた魚を雪だるまにのっけて、
犬が狙ってますね!
お~い、おじさ~ん、
犬に盗られちゃうよ~~~~~~!


江戸の雪だるま、大人が作るものだったのですね。
でも子どもも真似して、ちゃっこいの、
作ってるのではないでしょか?
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by edo-ukiyo-doll | 2011-01-29 12:21 | 江戸歳時記 | Comments(0)

サザンじゃないのよ、サザンカ。

もう、そろそろ終わりかけ・・・、
きょう、あらためて目にとまったのがサザンカ。
山茶花と書きます。


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椿の親戚、いえ、兄弟。
原産国は日本、九州や四国のものが原種とか。
英語の名前もSasannque camellia。
椿と見分けが付きにくいのですが、
花びらがハラハラと一枚ずつ散るのが山茶花。




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街路樹として、あるいは生垣に山茶花は多く用いられているようです。
ここ数年来、なぜか椿が好きになり、
椿かと思いきや近所にたくさん咲いているのは山茶花と知り、
冬も半ばを過ぎますと、木の下にまあるく、
敷き詰めたように散った花びらの、
ビックリするほどのあざやかさ。
色彩に乏しい冬の、目を引かれるいろどりです。


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 江戸時代に、
 長崎出島のオランダ商館の医師をしていた
 ツンベルクによって、
 西欧にもたらされたといいます。
 江戸時代初期には
 すでに50種類あった山茶花は、
 この時代に改良され、
 現在では90種類に及ぶのだとか。




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これはもしかしたら
椿かもしれません。
間違えてたらごめんなチャイナ!



しろ、ピンク、まだら(?)
一重に八重に、八重なんかはほわぁっとしていて、とってもきれい。


♪さざんか さざんか 咲いた道 たき火だ たき火だ 落ち葉たき♪
の光景は、今は都心では規制がありますのでみられませんけれど、
ちょっと郊外では、所々に煙が上がり、
でもあれは虫を駆除するために焼いているのでしょうね。
でも、田舎育ちの私には、と~っても懐かしい匂いです。





*さざんかの浮世絵をみつけられず、へたっぴぃ写真でごまかしました。
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by edo-ukiyo-doll | 2011-01-24 11:37 | 江戸の園芸 | Comments(0)

絵巻の誘惑

「絵巻」である。
節分にいただく「恵方巻」ではない。
お間違いなきよう。
また、「巻物」とも言われるが、
決して「かっぱ巻」の類(たぐい)でもない。
平安時代の王朝文化を言葉と絵で表現したもので、
長い紙または絹布を横に継いで、巻物にし、そこに描かれる。

現在日本最古といわれるのは、
「源氏物語絵巻」で、12世紀に描かれた。
もうめったにお目にかかれない、2千円札をお持ちの方、
出してとくとご覧あれ。
そこに印刷されてあるのが、「源氏物語絵巻」の一部分である。
江戸時代には、古典復興とか古典趣味なども起こり、
「源氏物語絵巻」などをテクストとして、特に衣装や工芸の世界で、
実に多くのデザインが編み出された。


さて、「四大絵巻」と呼ばれるものがあって、
「源氏物語絵巻」は上に書いた。
「伴大納言絵司(ばんだいなごんえことば)」は、応天門の変を描いた国宝で、
2~3年前に、東京でも特別展を開催していたので、見に行ったが、あまりの混みように辟易してすぐに会場を出た。
「信貴山(しぎさん)縁起絵巻」は信貴山を興した「命蓮」の神通力をメインに、エピソードが展開されるとても面白い話だ。
「鳥獣人物戯画」は、よくご存知!


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先日、探し物をしていたら、上の2冊が出てきて、
こんな話を、以前、講義で教わったことを思い出した。
絵巻のことなどまったく知らなかったし、たいして興味もなかったのだけれど、
講義を聴いたときに、「ほう、絵巻とは、なかなか面白いものではないかえ」
といい気分で、神田古書店街を歩いていたら、
出会ったのだった!
初恋の人にではない。(そんなことは一生に一度でたくさんだ!)
とある古書店の店の前のワゴンに、ほこりにまみれた
「伴大納言絵巻」!!
ひゃっ!
と、2冊となりに「信貴山縁起絵巻」を発見。
なんと1冊500円ぽっきり。
で、うれしくなって買い占めた(たった2冊だけど)のが、これらの本だったわけ。


先生から絵巻の取り扱い方も教わった(のり巻きの食べ方は知ってる!)。
巻物を見るには、巻物に巻きつけてある紐を解き、
紐は小さくたたんで軸と共に巻き込む。
するとちょうど、巻物の表題が見える。
絵巻は体の中心に合わせ、右手に軸を持ち、
左手に巻かれてある方を持つ。
肩幅くらいに開き、言葉書きと絵を見ていく。
その部分を見終わったら右手で軸に巻きつけ、
左手をス~~~~ッと引いて、次の絵を出す。
これを繰り返すと、あ~~~ら不思議。
まるでアニメーションのように、絵が動いていくかのような気になる。

本物の絵巻が欲しくなってしまった。
自分で作って作れないことはない。
どなたかお作りになられたら、ご一報ください003.gif060.gif


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by edo-ukiyo-doll | 2011-01-17 15:16 | my favorite | Comments(0)

江戸も大雪、子らは遊び大人は・・・。

朝、目覚めて一面の銀世界だったりすると、
うれしくなってしまいます。
雪国で、雪下ろしや、雪かきにご苦労なさっているみなさまには、
申しわけありません。
私も雪国生まれ育ちなので、ご苦労はよっくわかります。

それはさておき、
江戸もやはり大雪のときももちろんありました。
そんな朝を描いたのが、下の浮世絵、
「江都(えど)新大橋 雪の朝タ(あした)」というタイトルです。


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大雪に子どもたちは大はしゃぎで、
子守の子どもも、もちろん一緒に遊んでいます。
富士山も雪をかぶり、火の見櫓も木々もなにもかも、雪化粧です。
桶に張った氷を吊り下げて、太鼓にして遊ぶ子、
子守の女の子に、雪玉をぶつけられている酒屋の小僧さん、
中央では、犬にわらじを噛み付かれるわ、
子守の女の子に、髪ををむんずとつかまれるわで、
はだしで踏ん張る男の子。
女の子、強し!
右のほうでは雪ころがしに夢中です。
そんな江戸の朝です。

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こちらは雪の降りしきるなか、
橋の上ですってんころりんのおいちゃん!
左の笠の人がのけぞってるのは、


おいちゃんの下駄がチンを直撃~!
おお、なんという悲劇003.gif 
笑ってはいけないのであります!


橋の上はすべりますからね、みなさまもご注意を。
あ、受験期に・・・・って言ってはいけなかった。

がんばれ受験生!
果報は寝て待てです、あとはよく眠りましょう。
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by edo-ukiyo-doll | 2011-01-14 06:48 | 江戸歳時記 | Comments(0)

初春のおよろこびを申し上げます。

初詣は2日、毎年のお決まりで、浅草の浅草寺まで参りました。
参道の人並みに並んだら、とてもじゃないけど、
日のあるうちに参拝し終えないのは必至なので、
いつものごとく道脇から手を合わせました。
旧年の難儀を少しでも除けていけますよう、
新たなる「気」に満ちることを願いつつ。


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                これは浅草寺でなくスカイツリー。



お賽銭は、お賽銭箱にではなく、でもちゃ~んと浅草寺周囲に!
なんつーことはない、浅草・お買い物三昧です。
いつも行く豆せんべいやさんでピーナッツせんべい。
いつも行くのれんやさんでのれんを一枚。
いつも行く江戸屋でこよみ。
いつも行く角の紙やさんで・・・今年は欲しいものがなかった。
などなどお買い物を終えてから、恒例の「むぎとろ」に向かいます。



さて「むぎとろ」。
1時間待ちの間に、スカイツリーやビール会社のビルの写真を撮り、
店に戻って隣の「駒形堂」もパチリ。

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歌川広重も描いた「駒形堂」です。
そうです。
「きみはいま駒形あたりほととぎす」のあの駒形。
駒形堂は浅草寺の持ち物なのですが、
「むぎとろ」で鍵を預かり、お堂の管理をし、
縁日などにはお接待に奉仕されていることを、
以前、「むぎとろ」さんにうかがいました。




やっと席につけて、今年はお正月膳というのだったか・・・。
まず、朱盃におとそ代わりの酒がでて、

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                 三方に強肴。




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二品目は鱠。
海老、こんにゃく、生のイカなどを
だし汁につけたものの上に、とろろがかかっています。
これがいつもおいしくて、大好きです。





それからとろろの磯辺揚げだし。
芋饅頭には板麩がのって、これもおいしかった。
あとは鮭の西京焼きに杏ようかん添え。



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〆は蒸篭蒸しの麦飯に
とろろとお香々。




と、麦飯をよそおうと思ったそのとき、
え? え? あ! あや!!
なんと、目の前に芸者さん。




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  コスプレじゃなく、本物の芸者さん!
  なぜかしきりに一緒に写真をとりましょうと。
  はあ、私が入るより
  あなた一人を撮らせてくださいな。
  とお願いし、のぼせ上がってしまいました。


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芸者さんはお二人おいでで、「むぎとろ」さんが、
お呼びになったのでしょう。
客寄せではありましょうが、うわああああああ~~~~、うれし~~~~~
以前講演の司会をさせていただいた吉原最後の芸者さん「みなこ姐さん」をご存知?
とうかがうと、もちろんですよ、水筒をいつもお持ちでね、お茶かと思ったらお酒!
などと話が弾んでしまいました。

なんというサプライズ。
それにしても本物の芸者さん、うつくしいだけじゃない。
さすが接客のプロ中のプロ。
もうねえ、ほれぼれします。
ああ、いいお正月、眼福で満腹。

こいつぁ春から縁起がいいわえ
ってなあ、こんなことかいなあ。

本年も、みなみなさまの
ご多幸を心よりお祈りいたしております。





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by edo-ukiyo-doll | 2011-01-06 19:32 | ごあいさつ申し上げます | Comments(0)


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