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「もちつき」

江戸の町では師走の十三日ころからは大掃除にかかり、
年神様をお迎えする正月のしたくに入ります。
大店ではこの頃にはすでにもちをつくところもありますが、
一般的には二十六日頃がもちつきの最盛期で、
町中から杵の音が聴こえてきます。



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鳶や人足などが四,五人一組となって、
かまど、せいろ、うすに杵、薪も持参してのもちつき。
注文した家では門口で、杵の音高らかにもちをつかせるのは、
ちょっと自慢です。
こうやってついたもちは親戚や地主、家主などに、
干魚や塩魚などを添えて配ります。
ここでも見られるの大量のもちは、そのためのものなのです。


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この作品は、豊国描くところの『甲子春黄金若餅』
と、なんともめでたい題がついています。
六枚組みの浮世絵ですが、登場人物は当時の人気役者たち。
それぞれに役者の名が書かれ、似顔絵になっているのですから、
めでたさとともに、この浮世絵もずいぶん売れたことが想像できますね。




<制作こぼれ話>

この作品は、2009年11月に開催した個展「お江戸食べ物語」に出展したものです。
知り合いの出版社の方からのご紹介で、
江戸料理研究の大御所、松下幸子先生にもご来場いただき、
その後松下先生は、歌舞伎座のブログで、本作品をご紹介くださいました。
これがご縁で、何かにつけ、松下先生にご親切にしていただくこととなった、
思い出の作品です。


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それはさておき、鳶の男衆がもろ肌脱ぎなので、
筋肉の付き方を、またもや独学で必死に学ばねばならず、
?????だらけの制作でした。

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江戸時代の江戸の餅つきの道具が、
豊国の画だけからでは
わからない部分もあり、
かなりの研究と推理が必要でした。



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江戸時代に描かれた画から
立体に作る場合、
どこを調べても
資料が見つからないことは
結構ありますが、
そんな時には
これまで培った頭の中の
知識を総動員。
いわばシャーロック・ホームズ
が言うところの
「消去法」なども駆使して、
最も適切な状態の物を
作り上げることになります。



それもまた楽しいことでもあります。
















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by edo-ukiyo-doll | 2015-12-12 11:13 | 「江戸浮世人形」 | Comments(0)