Edo-CoCo

edococo.exblog.jp
ブログトップ

タグ:桃の節句 ( 1 ) タグの人気記事

おひな祭りの白酒

西洋のカレンダーにムリに合わせてしまった桃の節句。
今年はことさら寒いおひな祭りになってしまいましたね。
おひな祭り「桃の節句」は、弥生の3日、
現代ならば、3月下旬から4月の初旬に、行われるものですが、
七夕と同じように、ちょっと無理がありますね。

f0186852_1135771.jpg

          さて、桃の花の節句に
         欠かせないのが白酒です。
          昔々にはこの日は、
           桃の花を浸した酒
          「桃花酒(とうかしゅ)」を
          飲んでいたのですが、
            江戸時代にはもっぱら
        白酒が主流となりました。

f0186852_1143972.jpg







   左の画は歌舞伎の白酒売りで、
   手に持ったうちわに「山川白酒」とあります。




桃の節句の「白酒」と言えば、
関が原の戦いのころの創業と言われ、今も続く豊島屋が有名ですね。
江戸では、このころになると、豊島屋では白酒だけを量り売りするのですが、
未明から客が集まり、あまりの混雑振りに卒倒する者まで出るため、
薬や医者を用意していたほどだったそうです。

白酒は甘酒とは異なるもので、
甘酒が余り醗酵させず、ほとんどアルコールがないのに対し、
白酒は甘くてもアルコール度は高いそうですよ。



この頃になりますと、町にはカッコいい白酒売りがやってきました。

f0186852_20323452.jpg


この作品は「白酒売り仁太」
同時期に制作した「こはだ鮨売り・亀吉」が亀〇クンなら、
こっちは赤〇クンにしようと・・・・、それで仁太(熱烈ファンの方、ゴメンナサイネ!)。
ははは、ミーハーの権化です。

f0186852_20404221.jpg

















広重の画と、別の絵師の画をミックスして作っています。
この作品の桶には「山川の白酒」と書いてあります。
白酒を「山川酒」とか「山川白酒」とも呼びます。
もとは京には白酒屋が多く、なかでもある店の「山川酒」と銘打った白酒が評判を取り、
江戸でも「山川酒」というのが定着したようです。
それが歌舞伎「助六」にも、白酒売りが登場したりで、
ますますカッコよさがうけたのでしょうね。

作品では、背にお七かけ(黒い大きな衿当てのようなもの)の女の子が、
酒器を手に、白酒売りを呼び止めますと、
ひょいと、笑顔で振り向く白酒売り仁太。
きゃ~、独立してもやっぱりカッコいいわ~(って、誰のこと言ってるの!?)








・・・
[PR]
by edo-ukiyo-doll | 2012-03-03 21:21 | 江戸歳時記 | Comments(0)