人気ブログランキング |

タバコが入ってきた日



今でこそタバコの人体への影響が憂慮されていますが、
昔は、世界的にタバコは薬として、
その有効性が、大いに喧伝されたものです。
すでに6世紀マヤ文明では、
タバコの煙で農作物の収穫や、天候、事物の吉凶を占っていましたし、
病を治療する薬とされていました。



f0186852_10543632.jpg


15世紀に、タバコは南米からコロンブスによって、
ヨーロッパにもたらされたといわれています。
16世紀半ばには、フランス人大使のジャン・ニコ
なる人物が、みずから栽培すると共に、
タバコがいかに頭痛や皮膚病に効果的かを、本にしました。
するとフランス王妃のカトリーヌ・ド・メディチの
偏頭痛が、タバコで治ったことから、ニコは一躍有名になり、
彼の名前をとってタバコの成分は「ニコチン」と、名づけられました。
タバコは最初は、薬(ハーブ)として用いられていたのですね。

f0186852_10550845.jpg




さて、タバコが日本に入ってきたのは、
1543年に種子島に
鉄砲と一緒に伝えられたとか、
1549年にフランシスコ・ザビエルと一緒に来た船乗りが、
吸っていたのが伝わったとか、
諸説ありますが、
初めてタバコを吸ってるとこを目撃した日本人は、
「南蛮人は腹の中で火をたく」
とビックリしたそうです。






f0186852_10561155.jpg

  1601年にはポルトガル人の宣教師が、
  徳川家康にタバコの種を献上しています。
  「相思草」とか「返魂草」と呼ばれ、
  ポルトガル人がキセルを持ち込んでからは、
  京の町でまたたくまに流行していきました。




f0186852_10554528.jpg




当時ちょうど瘡毒が流行し、
タバコがこの病気に有効だと紹介されたため、
ブームの勢いに火が付いたのです。
あまりのブレイクぶりに、
幕府は1609年、「かぶき者」取締りのために、
タバコ禁止令も発令しましたが、
ちっとも守られず、
以後、幕府は
何度もタバコ禁止令を出しています。








江戸で、タバコがいかに好まれていたかは、
また後の機会に譲りましょう。
























182.png

by edo-ukiyo-doll | 2010-04-24 18:06 | 江戸ぐらし

「江戸浮世人形」人形師・岩下深雪の江戸はここにあり       ホームページ開設 http://edoukiyoningyo.edo-jidai.com


by edo-ukiyo-doll
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る