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鎌倉の波に早稲田の・・・・茗荷

たった一鉢の茗荷の茎が、ニョキニョキと伸びてきたと思ったら、
葉がワサワサと生い茂ってきました。
梅雨のあける頃には、茗荷が取れます。

よく「茗荷を食べると、物忘れをする」といわれますけれど、
最近の研究では茗荷の香りの成分には、
集中力を高める効果があることがわかりました。
おまけに、珍しいことにカリウムがかなり含まれており、
むくみにも効果があります。


「茗荷宿」という落語があるほどです。
釈迦の弟子の周利槃特(しゅりはんどく)という人は、自分の名前を忘れてしまうので、
名札を首から下げてもらいましたが、そのことさえ忘れました。
彼の死後、墓に見知らぬ草が生えてきました。
人々はこの草を「名を荷って苦労した人」にちなんで、
「名荷」と書いて、「めうが」と呼ぶようになった、という伝説があります。


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日本の原産という説もありますけれど、
はっきりしていません。
3世紀には
もう食していたという記録があるとか。
茗荷は冥加にも、
通ずるとして、武家の家紋に多用されるようになります。
右の家紋は「抱き茗荷」。
鍋島藩の家紋でもあります。


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茗荷は、そうめんや冷奴などの薬味に。
小茄子を焼いたのを味噌汁仕立てにし、
茗荷の千切りをふわりとのせます。
てんぷらもよし、半分に切って味噌田楽にしたのは、
冷酒に実によく合います。

江戸では早稲田や牛込の茗荷は、
大きくてうまいと評判でした。
「鎌倉の波に早稲田の付け合わせ」
鎌倉沖の鰹に、早稲田の茗荷の付け合わせは、
最高にうまい! という江戸っ子の好み。
by edo-ukiyo-doll | 2010-06-13 21:41 | 江戸の食べ物

「江戸浮世人形」人形師・岩下深雪の江戸はここにあり       ホームページ開設 http://edoukiyoningyo.edo-jidai.com


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