朝、目覚めて一面の銀世界だったりすると、
うれしくなってしまいます。
雪国で、雪下ろしや、雪かきにご苦労なさっているみなさまには、
申しわけありません。
私も雪国生まれ育ちなので、ご苦労はよっくわかります。
それはさておき、
江戸もやはり大雪のときももちろんありました。
そんな朝を描いたのが、下の浮世絵、
「江都(えど)新大橋 雪の朝タ(あした)」というタイトルです。
大雪に子どもたちは大はしゃぎで、
子守の子どもも、もちろん一緒に遊んでいます。
富士山も雪をかぶり、火の見櫓も木々もなにもかも、雪化粧です。
桶に張った氷を吊り下げて、太鼓にして遊ぶ子、
子守の女の子に、雪玉をぶつけられている酒屋の小僧さん、
中央では、犬にわらじを噛み付かれるわ、
子守の女の子に、髪ををむんずとつかまれるわで、
はだしで踏ん張る男の子。
女の子、強し!
右のほうでは雪ころがしに夢中です。
そんな江戸の朝です。
こちらは雪の降りしきるなか、
橋の上ですってんころりんのおいちゃん!
左の笠の人がのけぞってるのは、
おいちゃんの下駄がチンを直撃~!
おお、なんという悲劇
笑ってはいけないのであります!
橋の上はすべりますからね、みなさまもご注意を。
あ、受験期に・・・・って言ってはいけなかった。
がんばれ受験生!
果報は寝て待てです、あとはよく眠りましょう。